コラーゲンに吸収されない「ポリメタクリル酸メチル」と呼ばれる樹脂のような成分を配合し、わざと、吸収されないように工夫し、開発されたのが注入医療材料「アーテコール」である。永久的で持続性が高いので、美容整形の分野では美肌、肌の若返り、しわやシミの治療などに主に使われている。
レーザーと異なり、広範囲の波長の光を照射し、肌のくすみやシミなど、張りを改善する治療器。光自体はレーザーより弱くて効果も限定的なものになるが、皮膚に大きなダメージを与えないのが一番の特徴である。フォトフェイシャルが代表的である。
医学用語で「母斑」と呼ばれており、メラニン色素の異常などが原因でできた部分。「先天性」と「後天性」の主に2種類に分けられる。さらに、メラニン色素性のあざとヘモグロビンの血管性のあざとに分別できる。茶色や黒、青いものは、メラニン色素の反応によるもので、赤あざは毛細血管などが異常に増殖し、それが原因で起こるものである。皮膚移植やレーザー治療によって改善、治療することができる。
アスコルビン酸とは、無色の水溶性ビタミンであり、「抗壊血病」という意味を持ったエステル体のことである。あまり知られていないが、ビタミンCの正式名称。メラニンを抑制したり、コラーゲン合成の促進、抗酸化作用などさまざまな性質を持っているのが、このアスコルビン酸である。またこのエステル体は、人間の体内では決して作り出せない成分である。アスコルビン酸はメラニンの産生抑制やコラーゲン合成促進、抗酸化作用が科学的に認められているが、構造上不安定であるため、特に酸化されやすい性質がある。シミやしわ予防として塗り薬や化粧品に配合されており、皮脂の酸化を抑えて炎症を抑えるので、特ににきびに効果があることで知られてる。
一般の人はあまり知らないが、大人になってからできるニキビのこと指す。ニキビの多くは、毛穴につまった皮脂に「アクネ菌」という細菌が増殖し、脂肪酸をつくりだし、この脂肪酸が炎症の原因となる。大人になってからニキビができる要因は、主にストレスやホルモンバランスの乱れなどがあげられる。
手術した後に行われる多種多様なケアのことである。その内容は幅広く、医師によっても異なる場合がある。主な内容は手術後の消毒や抜糸、検診などである。患者が抱いている不安や心配、ストレスへの対応といった心のケアも含まれている。豊胸術などの場合は、手術後のマッサージもこのアフターケアの中に含まれる。
アプトスとはコラーゲンなど物質を返しのついた糸で皮下に挿入して、皮下組織や皮下脂肪などを増やし、老化によるたるみを矯正する方法である。最近では、金の糸とともに体内で溶けやすい糸を一緒に挿入して効果より促進させるのが主流となっている。ちなみに、あまり知られていないが、純金による美肌治療は古代エジプトの時代から用いられていたと言われている。
主にワキの下や乳輪、陰部などの特定部位に分布している大汗腺のことである。ここから分泌される物質には脂肪、鉄分、アンモニアなどが含まれているため、この物質が皮膚表面の細菌によって分解されると、臭いを発生し、これがワキガの原因臭となる。このため、ワキガや多汗症の治療では、アポクリン腺を切除することが一般的である。
二重まぶたを構成する細い筋の組織を「アポノイローシス」と言う。美容整形において二重まぶたを作る場合、この筋組織に髪の毛より細い特殊なナイロンでできた糸を埋め込む事により、自然な組織構造に近づけることで美しい仕上がりの二重まぶたにすることができる。
レーザー機器の一種である。このアレキサンドライトレーザーが「レーザー脱毛」にもっとも適しているといわれている。この名前の語源の「アレキサンドライト」という宝石を用いて可視光と赤外線の中間程度の「赤色光線」を生み出す。この光線は皮膚表面の真皮のメラニンのみに反応する性質があり、シミやソバカスの治療にも使用されている。
日本語で訳すと、「抗老化」あるいは、「抗加齢化」という意味となる。簡単に言いかえれば、加齢による心身の衰えに対抗して、いつまでも若さを保っていこうということである。美容整形におけるアンチエイジングは、加齢による身体の衰え(シミ、しわ、たるみなど)を治療または手術により改善させることをいう。
微弱な電流をイオンに変換して、肌に流すことをいう。普段のスキンケアではなかなか吸収されにくく、肌に有効なビタミンCなどの成分を、皮膚の深い部分にまで浸透させ、シミやシワをより効果的に改善させることができるものである。また、保湿作用を高めるために、コラーゲンやヒアルロン酸の浸透ときにも使用される。
日本語に言い換えると、「正しい情報を得た上での合意」の意味。患者には今、自分が受ける治療の内容や方法、意味、効果、またその危険性などについての知りたいことを知る権利があり、治療方法を自分で決定する権利があるという考え方である。
病気やケガによって失われた組織や器官を生体以外の物質で人工的に補うことをインプラント法という。歯科の場合は失った歯を取り戻し、そして美容外科の場合は乳ガンなどで失った乳房を再生したりするのがこれにあたる。短いアゴを補強してフェイスラインを整えることもインプラント法のひとつである。
毛根・毛乳頭を何らかの方法で処理してしまうことをいう。毛乳頭は毛の発生や成長の源となる部分であり、血管や神経が集まっているところで、ここを破壊することで再び毛が生えることを防ぐことが可能となる。永久脱毛の方法としては、大きく分けて特殊な針を差し込み電流を流し、毛乳頭に刺激を与えるものと、医療用脱毛レーザーを使用したレーザー脱毛との2種類がある。
アルファヒドロキシ酸(α-HydroxyAcid)の略称で、果実類から抽出されることが多いため別名「フルーツ酸」とも呼ばれる。ケミカルピーリングなどで用いられる酸の一種である。美白効果がありシミやたるみを予防したり、肌表面の古い角質が残っていることからくるクスミを解消したり、新陳代謝を向上する働きがある。
全身の皮下に分布する小さな汗腺のことをいう。透明な水分を主成分とする汗を分泌するのが特徴。汗のなかの固形成分は約1パーセントでその他は、塩分、尿素、アンモニアなどを含んでいる。エクリン腺には、体温を調節する機能があり、生命維持に無くてはならないものである。無菌状態ではほとんど臭いはないが、細菌に分解される時に臭いを伴う。ワキガや多汗症の治療の際には、アポクリン腺とともに破砕することが一般的である。
「アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)」の略称で、米国厚生省の中にある部局のひとつである。日本でいうところの、厚生労働省がこれに当たる。検査薬や医療器具などの安全性と有効性の審査(テスト)を行い、市販の認可を行っている。FDAの審査基準は大変厳しく世界的な認可と認識されるようなところがあるが、 FDAで認可された食品や医薬品が日本では認可されていない場合も多くあるので、欲しい場合には注意が必要だ。
コラーゲンと同様に皮膚の結合組織の中に存在する繊維状のたんぱく質のことである。真皮にあってコラーゲンを束ね、バネのように支えて皮膚の弾力とハリを保つ働きをしているため、これが不足するとコラーゲンがバラバラになり、たるみやシミが目立つようになってしまう。逆にいえば、これを保ち続けることで、たるみやシワを改善できる。
思春期から悪化する眼瞼周囲の青いアザのことである。また成人してから下まぶたの外側に左右対称に点状に生じる「遅発性両側性太田母斑」というものもある。皮膚の真皮層の深い部分に、メラニン色素が沈着し、このために青く見える。眼の周囲や頬、額などに主にみられる。治療としては、皮膚の表面を削ったり、沈着したメラニン細胞を破壊する方法がある。現在ではレーザー治療が一番有効とされている。
自家コラーゲンのこと。通常のコラーゲンは牛から抽出して製品化されたものが一般的である。しかし、アレルギー反応などのリスクがあった。一方、オートコラーゲンは、脂肪吸引の際に取り出した自分のコラーゲン成分を保存し、シワ取りなどに用いることが可能である。ただし、臨床的な意味には美容整形の分野で賛否両論されているのが今の現状だ。